日本国内では東京都や神奈川県に続いて3番目に人口が多い大阪府では、令和4年7月の段階で人口が8,790,491人、世帯数は4,200,450世帯です。
しかし、その内の約27%が65歳以上の高齢者で、今後も高齢化は進んでいくと考えられています。
そのような状況から、介護サービスを利用している人の数も多く、2035年には62万人以上になるだろうと予測されます。
大阪府で介護士になる人の数は、令和2年度の段階で約18万人です。
そして、その数は年々増加していますが、必要とされている人数に対してはあまりに少なく、どこの介護施設でも人手不足に頭を悩ませている状態です。
介護業界の中でも求人が多い職種は、ヘルパーです。
これらの職種が多い理由は、無資格未経験でも始めやすいことが挙げられます。
その次には、資格が必要で即戦力となりやすい生活相談員や介護福祉士、ケアマネージャーなどが続きます。
雇用形態で最も求人が多いのは、正社員としての求人です。
契約社員やパートと比べて圧倒的に多く、そのころから無資格未経験でも正社員として働きやすいと言えるでしょう。
大阪府での介護士の有効求人数は、令和3年の段階で約2万件と、他の職業と比べるととても高いです。
有効求人倍率で見ても、令和元年には5.70倍と全国平均の4.45倍を大幅に上回っていて、日本国内では5位となります。
隣県の兵庫県が4.56倍、京都府が4.40倍であることからも、大阪府での介護士の仕事がいかに需要が高いかが分かります。